日々一次創作

Enter Here v

tvstar/1999/06/23/Boy Girl/Female/Fluid
テヴェスター
色々な所に居ます。

"There Is Never An End"
2009/07/11

"Peace Canvas"
2025/04/11

?General Art?

(apapa)

(apupu)

(twee)

(twuu)

(stata)

(niitsu C)

(niitsu D)

(mulpos)

(parestian)

(portr)

?Segmented Art?

"Ego"
2021

"Drawings For Keychain Design"
2026

"Drawings For Independent Publishing"
2026

?Project Visuals?

"Avelly Hills Skyline"
2019

"Desperate Lifeline / Cyclic: The Five Chapters"
2026

?Mini Comic?

DOFTR
(Disbelief Of The ROM)

Tokyo Metro Theme.
地下鉄メトロの奥まった、
地下道の無機質な雰囲気。

Soda

Resting

Park N.3.
そよ風舞う、
空の下の草原の、
日差しが明るい公園。

Park_Number_Three_0

Park_Number_Three_1

Park_Number_Three_Original

しっぴツター
shippitsutaa

Anims.
生き返りと始まり。
次元ストーリー。

@始まりの妄想@
気づき……

アイエムは目覚める。

産の顔に最初に触れ気づいたのは、みずみずしい葉。

葉の下で眠っていた様だ。

起き上がる。

…「あ。」

どこまでも続く、草草。

暗い影と、明るい緑色が開いた口に射し込んでくる。

……

目の前の事を頬張って。

歩こう。

****
布一枚姿のアイエム。

未知の素足を一歩一歩、確実に掻き分けてゆく。

緑と、線路の見えるところ。

出口は、遠くて、近い。

…この森は、比較的暗い。

きっと、この外も暗い世界なのであろう。

葉を掻き分けたこと数何十歩。

星が輝く、夜空の砂漠へと到達した。

線路は示唆を続けて、オーロラが出迎えてくれた。

…「あ。」

****
まず、近い岩にスサッと姿をくらます。

大きな、岩石。

アイエム。

横顔を突き出して、見る。

サボテンの数々と、光り続けるオーロラ。



とりあえず、確認した。

ここには、「自分」しか居ない。

…歩こう。

****
砂漠の清々しい砂が足を躍らせる。

線路を側に、歩く。

サボテンも、後を付くように。

…「あ。 え。」

音に気付いたアイエム。

線路から離れる。

走る、電車。

赤帯の、特定。

どこか、懐かしい。

…他の存在?

電車は止まる事無く、後を去る。

気になる?

後を付こう。

****
ステップ、ステップ。

先を急ぐかの様に、砂を弾く。

…「あ。」

見えてくる、乗り場。

急ぎ足を確実に、地面に下ろす。

丁度、止まっている電車に見合う高さ。



上がっていく。

乗ろう。

****
ドアが開く。

車内は、明るい。

座ると、閉めてから発進。

……

丁寧に重なる、手と姿勢。

横側。

誰かが一緒。

横側。

見てる。

二人、顔合わせ。

…「え。」

バティサス。

二人、気合わせ。



気が合う様だ。

****
暗い運転室。

ハンドルから手を離す、運転士。

席を立つと、車内を歩く。



…「あ。」

二人で、窓を見る。

…「あ。 あ。」

目の前に気づくと、運転士。

「チケットは持ってるかい。」

……

…「え。」

おどおど。

バティサスが、見せるのは、赤い紙。

それを確認して納得いく。

「ちょっと、来てくれるかな。」

連れて行かれるアイエム。

…「え。 あ。」

****
辿り着いた運転室。

制御を再開する。

…「あ。」

綺麗な夜空の風景。

ここは、一番見栄えがいい。

走り続けるノスタルジー。

警笛を、一つ。

線路は、どこまでも。

星が光る。

…彼方?

****
席に戻ると、バティサスは居ない。

…「あ。」

そのうち電車は、止まる。

辿り着いた、果てしない目的地。

ドアが開く。



降りよう。

階段を、一つひと段。

電車に、さようなら。

暗くて濃い青の空に、立ち込める霧が激しい。

ビル群が立ち並ぶ。

…「あ。」

閑散とした道路を、産の素足で制覇する。

来る者を受け付ける、一室。

…「あ。 え。」

覗くと、狭い。



入ろう。

****
「こんにちは。」

…「あ。」

狭い資料の集まった視覚室の奥に座る、白衣の中年くらいのおじさん。

「ここに座ればいいよ。」

向かい合わせの、黒いスツール。

指示通りに従う、アイエム。

「じゃあ、ちょっとテストを受けようか。」

…「あ。」

目に当てられる、ビューワー。

見る。

色々映り過ぎていく。

「もう少し。」

シャシャシャ。

「うん、もういいよ。 こっち見て。」

…「え。」

顔の位置は、戻った。

****
結果。

「君ね。 視力がとても良い。」

「力があるよ。 でも、まず着替えようか。」

…「あ。 あ。」

貰った、服装の一式。

「隣のドアが着替え室だよ。 焦らずに、待ってるよ。」



着替え室に、入室。

服装の一式を確認したら。

今まで纏っていた、布を巻き下ろす。

鏡に映るのは、綺麗な肌色。

ささっと、履いたパンツ、ソックスとブラジャー。

少し、最近の人間の感じになる。

ズボンとタンクトップも、着る。

もうそこら辺の、女性みたいだ。

お決まりに、黒い靴と、白いグローブに、黒と青のジャンパーを着れば...

気分は、パイロット。

****
…「あ。」

着替え室を、退室。

「良いね。 座って。」

着席。

「君ね、操縦が一番得意そうだから。 それを目指すと良いよ。」

…「あ。」

「一定の場所に行けば、みんなそこで待機してるよ。 君の事は、伝えてあるから。」

「じゃあね。 以上です。」



ありがとう。

一室を後にする。

霧のビル群を、また歩く。

確実な、一歩の足で。

****
…「あ。」

近寄ってくる、棒マイクを持って、青スーツと星ピンの、おおらかな、男。

少し機械的な匂いもする。

「なあ。 びっくりするなよ。」

…「え。」

「なになに? “あなたは誰?”って。」

「俺はエイムだ! AI.M.と書く。 この俺が君の会話の司会を務める事になった。」

「さあ! 行くが良い、アイエム! 君の目的地は決まっている。」

…「あ。 え。」

「“どこに行けば良いの? 分からない”って。」

「そりゃあ、また電車に乗って、操縦の出来る所さ! 待機センターだ!」

…「え。 あ。」

「“ちょっと、しつこいな”? この俺に、何様で...」

エイムが、アイエムの背中を包囲した上、腕と手を開いて。

「俺たちは、良い相棒になるさ、なあ?」

「これからが始まりだ!」

……「」

勝手に解釈まで入れば、事に何も言うことがない。

ただ、しつこいのは確か。

****
とりあえず、二人で歩く。

乗り場の所までナビゲートして、来るべき電車を待つ。

「ああ、電車はすぐにでも来るさ。 環状運転だからな!」

…「あ。」

「“あなた、本当に誰? 知らないんだけど”?」

「ああ、気にするな。 俺は、君の会話を訳すためにいる、ただの人間アンドロイドだ!」

…「あ。 え。」

「“誰が作ったの? 変な奴”... 揶揄もいい加減にしろよ、なあ! それは秘密だ。 ただ一つ、俺の技術は素晴らしい!」

「君の、産のポツポツした会話よりは優れてると思うぞ。 それにしては、布一枚だと思ってたのがフル装備だ!」

…「あ。」

「“さっき、テストを受けて、着替えてきた”? そうだろうな。 君の可能性はそれくらいに、永遠だ!」

「あ、いや。 別に君の事を過大評価する訳ではない。 君はまだ、生き返ったばかりの産だ!」

…「あ。 あ。」

警笛。

電車が来た。

「さあ! 乗るがいい! どこまでも行くのだ、アイエム!」

「ああ、俺も付いて行くがな!」

****
電車は、一通り走って、目的地に着いた。

この間、バティサスは一度も姿を現さなかった。

電車を降りると、忙しい待機センターに辿り着く。

「さあやって参りました! “待機センター!”」

…「あ。」

「”何をするの? 分からない“って。 分かるだろう! あのエアークラフトに乗るのだ!」

アークバイパー。

二人の目の前に、そびえる戦闘機。

スタッフも、待ちわびていたかの様に、誘導してくれる。

「ああ、とりあえず、最後に一つ。 俺はこの先、付いていけない。」

…「あ。」

「”いや、しつこいからいいよ“、て。 俺が居ないと、君は話せないだろう! まあいい、それで何とかなってるみだいだからな!」

体を少し前に倒して、手を背に添えた上、もう片手をフイフイ振るエイム。

「じゃあ、行ってら!」

……

****
段を上がる上がるアイエム。

それで、コクピットに着席した。

メンテナンスの後、準備ができる。

「発進準備。」

スタッフの合図で、気を引き締める。

目を瞑る。

集中。

前を向くと、目が青白く光って。

さあ、行くんだ。

****
飛行する、アイエムとアークバイパー。

上手く操縦できている。

高度は上がって、夜空は近寄って、もう空を制覇した。

見下ろすと、様々な風景。

森、砂漠、ビル群、センター。

様々な、思い出や出会いが、見える。

前を見ると、彼方の星星が光る。

目指すのは、そこだ。

****

人生よ、永遠にある。

世界よ、果てしなく続く。

世は、限りなく。




@気持ちの妄想@

気づき……

アイエムは、無事帰還した。

…「あ。 え。」

待機センターで、スタッフと共に、少し場を借りる。

アイエムには、帰る「居所」など無かったのだ。

そこへ、とっと現れた...

「俺の事、忘れてないよな?」

…「あ。」

体を少し前に倒して、アイエムを覗き込む、見慣れた青スーツと黄色の星ピン。

自らの顔に人差し指。

「“知らないよ”って。 明らかに忘れているだろう! この俺様、エイムを!」

「君の居所はもう確保された。 俺に付くのがいい!」

…「え。」

「“あっち行って”? 何が何でも付いてくるのだ、!」

「あっ。 あ。」

腕を強引に引っ張られる。

この度は、目的がある様だ。

****
…「あ。 え。」

「ここなら、俺達は自由だ。」

見慣れない、施設の一角。

「分かるだろう。 俺は君の監視役だ! 君の全ては、既に見通している。」

…「え。 あ。」

「“ウザイ”? そりゃあそうだな。 俺は...」

「俺は... おれ...」

…「あ。」

「ううう。 何なんだ、この感情は!」

「いや、好きだ!」

「いや、誰がその様な事を言ったのか?!」

…「あっ。 あ。 え。」

「ほほう... どうやら困っている様だね?」

「やはり生き返りの産とは、純粋で可能性の秘めた夢ある者だ!」

「あいや、別に君をあやかしている訳では無い。 俺は単純に...」

「俺は...」

…「あ。」

****
エイムは、アイエムに抱いた。

計算外で、上手く表現できない。

「ぐぐぐ。 俺はアイエムに付いて行く事で彼女の安全と可能性を見出す、人間アンドロイドだ、バティサスにより開発された、今一番の技術を計算中...」

…「!」

…「あ?」

バティサスが?



見守られてるんだ。

…「あ。 え。」

「」

気づけば、エイムは機能不全に至っていた。

体を前に倒して、腕も垂れていて、何者でもなくなった。

…「あ。」

それを助けるアイエム。

****
スタッフが見つけたアイエムは、エイムを後ろから抱いて、包囲していた。

「大丈夫か?」

…「あ。 あ。」

「...そうか。 ここへは、いつでも来るんだぞ。」

「ああ。 待ってるからな。」

「あなたの立派な一員です! では、またの機会に。」

スタッフに挨拶を交わした後、エイムの修理を探す為に、一人で道路へ飛び出る。

比較的忙しい、ビル群。

窓の電灯に、クリスマスの様な電飾の風景。

それでも、道路や道だけは閑散としていた。



****
歩く。

歩く。

歩き歩き...?

者。

顔を、合わせる。

者。

顔を、合わせる。

バティサス。

…「あ。 あっ。」

バティサスは、アイエムが担ぐエイムを見て、嬉しそうだ。

二人、気が合う。



ありがとう。

…「あ、え。」



そうして、バティサスは彼女を「居所」へと受け入れた。

****
…「あ。 あ?」

ここは、私の「居所」。

周りの機械には、触れないでね。

私は機械技師として、この世界を動かすの。

…「あ。 え。」

エイムの技術も、「世界技術」の一つよ。

この技術は、心の力で動くの。

愛する者、守りたい者、目指すもの、夢見るもの...

全ては、気持ちよ。

…「あ。」

****

ごめんね、彼はどうしようもないみたいで。

でも、きっとあなたの事が好きなんだよ。

私の、あなたへの強い親近感と同じくね。

…「あ。 え。 え。」

きっと、私たちは運命なんだよ。

どこかで、出会ったのかもしれないね...

なんてね。

…「」



懐かしい。 暖かい。

その気持ちこそが、アイエムにとって、ノスタルジーだった。



…「あ。」

さあ。 彼の修理を終えたよ。

二人で、正直に和解しなさい。

正直な気持ちを伝えるの。

心の中心から、繋がっている所から。

****
「...ふうう、長い眠りであったのだ、俺は...」

「は! バティサス... アイエムもここに?」

そう。

私が受け入れたの。

「なんて事だ! 俺達の陰謀は破られた!」

いや、これは私の気持ちよ、エイム。

あなたも正直になりなさい。

「...ええ?」

見つめるアイエム。

…「あ。」

…「あえ。 あ。」

「お?! ”好きだよ“って、ほほう! なんて清々しいのだ!」

「俺は、君の事が...」

ニヤリ。

「嫌いだ。」

こら。

冗談は、ダメよ。

****
「っ、何でも良い! 俺には愛というモノはない!」

「ましてや生き返りの産である、この女性と...  恋をするわ訳にいかない!」

「...そんな君が、好きだ!」

「今のは、何だね?」

…「あっ。 あえ。」

「ええ? ...ううう。」

「ぐあああ! 分からない! 俺はアイエムに振り回されている!」

「好きになってくれ!」

…「あ。 あ、ん。」

「?!」

キス。

****
バティサスは、今にも嬉しそうだ。

「んんん。 ん...」

…「」

合わさる、顔。

二人、深めて。

終わった。

「...」

「好きだ...」

…「ん。 ふ。」

あら、どんどん口を覚えていくね、アイエム。

良いよ。 それも気持ちなの。

さあ。 旅を続けなさい。 次どこへ行くかは、分かるでしょう。

「......ああ、面白くなってきたぞ! もうアイエムは私の虜だ!」

「さあ! アイエムよ、どこまでも行くのだ!」

…「あえ。 い。」

****
次にビル群を二人で歩いた時は、道路や道が人で溢れかえっていた。

みんな、何かを祝う為に忙しい様だ。

…「あ。 い?」

「ああ、分かるだろうアイエム。 これは”クリスマス“と言う喜ばしき祝いだ。」

「みんなで美味しい食を共にして、ツリーをキラキラにさせて、プレゼントを迎えたら、気持ちを共感させるのだ!」

…「あい。 し。」

「ほう? ”私も参加したい“、て。 もちろん、この世に存在する限り、皆が共有するものだ。」

「だからなあ? 俺達で、準備をしようではないか!」

…「いい。 あ。」

「さあ! クリスマスはすぐそこだ!」

頭に、冷たい何か。

「...お?」

…「あえ?」

星の光る夜空に、散らつく白。

どうやら、雪が降ってきた様だ。

それが、この世にとって、初めての雪であった。




@思いやりの妄想@

気づき……

アイエムは、エイムと共に電飾の明るいストリートを歩いていた。

忙しい人々の、行き交い。

「なあ。 君は一体、何が欲しいのだ?」

…「あ。 な。」

「”何でもいいから、知らない“って。 なんてお騒がせ者だ!」

「この俺がブランド物や時計を買えると思うなよ!」

…「あ。 い、ん。」

「”何もいらないよ“...」

「っ。 別に、君に何も買ってあげない、と言う訳では無い! 必ず何かを買う!」

「さあ、歩け歩け、アイエム! 好きなお店を見つけるのだ!」

…「あ。 わ。」

****
歩く。

歩き歩き。

素敵な、お店の並び...

一角の、暖かいお店。

見つめる、テディベアたち。

…可愛い。

「ほほう! なんて産なのだ! 君は子供じみたものが好きなのかね?」

…「こ、の。 く。」

…「ほ。 か。」

「...っ。 ”この優しいクマ、欲しいから、買ってね“?」

「俺は...」

ニヤリ。

「買ってやんない。」

…「あ! あ!」

足踏みをして、少し熱を入れるアイエム。

その姿は、エイムにとって、また抱く。

「っ... ううう、分かったよ。 買ってやるから、少しは落ち着け!」

…「あ、り。 と。」

入店...

****
「いらっしゃい。」

「あ。 こんにちは。」

…「こ、ん。」

家を待ちかねて並ぶテディベアたち。

アイエムは、目をキラキラさせてそれを一つづつ、丁寧に見通す。

「...そんなに好きなのか、この孤児のテディベアたちが!」

フイッ。

…「あ! い!」

「ん? ああすまない、今のは俺の不注意だ!」

「本当に生き返りの産とは、なんて素敵な心を持つのだ!」

「あいや、別に君の可愛さを誇張している訳では無い。 君にはまだ改良に余地がある!」

アイエムが指差したのは、いびつな一人。

…「あ。 ほ。 か、い。」

「ほほう?! こんないびつなテディベアがいいのか?」

…「あ! か!」

「”みんな平等、それぞれ個性があって可愛いの。 これがいい!“って。」

「俺は...」

「その心を大事にしたい...」

…「そ。 い。」

「まあ何でもいい。 よこすがいい、君の為に買うから。」

****

手渡した、優しさ。

それを丁寧に扱う、器用さ。

エイムが見つめた、いびつなテディベアは、何だかアイエムの純粋さを映しているかの様にも見えた。

ついつい、顔を逸らすエイム。

「っ、」

…「あ、だ?」

「ああ、俺は何でも無い! 君は外で待っているがいい。」

…「あ! み!」

「いいかアイエム? ラッピングがあるんだ。 素敵なラッピングを施すから、大人しく待つがいい!」

…「わ。 ま、つ。」

****
待つ...

待っている...

ふと背後を見ると。

エイムは優しそうな顔で、店員さんと選んだ子をラッピングしていた。



…彼にも心があるんだ。

見てみぬフリをした矢先。

出てきた。

「さあ! 完成!」

…「あ。 す、き。」

「?! そ、その。 俺は大した事はしていない!」

…「や、さ。 し。」

「っ。 君がそう言うなら、別に否定する訳では無い...!」

…「き、す。 ん。」

「?!」

キス。

比較的軽い気持ち。

エイムは、恥ずかしそう。

「......ああ。」

…「ふ。 あ、り。」

****
「さて、他の物も買わなければ。 君はしっかりと、プレゼントを担ぐのだ!」

…「も。 わ、か。」

再び、二人で歩く。

お肉屋さん。

「分かるだろう、バティサスは魚の肉が好きだ!」

…「に、く。 せい。」

「“チキンに魚、精製すればいい”って。 そんな事、出来ると思ったか?」

それを見かねたお店の人が、一言。

「全然受け付けるよ。」

精製してもらった、合い挽きのチキン。

「はああ...」

…「あ、り。 と。」

「いいえ。」

惣菜屋さん。

「クリスマスには、やはりラザニアだな!」

…「り、こ。 ち。」

「“リコッタチーズが必要“? いやいや、出来合いの物でいい!」

…「あ! だ!」

「っ。 仕方がないな、君も手伝うんだぞ!」

…「も、ち。 つ。」

****
一通り揃った、フェスティブ。

「居所」へと戻る。

「ただいま帰りました、バティサス!」

…「た、だ。 い。」

お帰りなさい。

あら、アイエムにプレゼント?

「ああ、その... 彼女が欲しがったからな!」

素敵じゃない。

あなたにもプレゼントはあるのよ、エイム。

「そうなのか?!」

「あいや、別に大はしゃぎしている訳ではない。 プレゼントなど、自分で養える!」

いいえ、これは気持ちよ。

気持ちが大事なの。

「っ。 何でもいい、」

さて、料理を作りましょう。 材料は揃えたかな?

…「あ、う。 りこ、た。」

あら、リコッタ? いいよ、よく揃えてくれたね。

****
仕込まれたラザニア。

焼かれたチキン。

アイエムとエイム、みんなでバティサスの作る上手なサーブを、優しさと器用さで補助する。

そのうち、テーブルには素敵な料理が並んだ。

ロウソクが立って、みんなの心を灯す。

それで、みんなで座って...



さて。 食べましょう。

「ああ! 美味しそうだな!」

…「おい、し。 い、た。」



****
パクパク。

…「な、つか。 おい、し。」

あら、そう。 きっと、遠い次元の思い出だね。

クリスマスは、とても素敵な時間よ。

エイム?

「はむっ、む。 ああそうだ、もちろん!」

「みんなで食べるクリスマスは最高だ!」

「これにビール一本でもあればもっといいがな!」

こら。

元気が出過ぎちゃう、アルコールは禁物よ。

…「あり、が。 と。」

いいえ、アイエム。

楽しんでね。



そうして、詰めるだけの一日が過ぎた。

****
食後の、睡眠。



みんな、眠いよね。

「ふあーっ。 俺は... だいぶ眠い感じだと思う!」

…「...あ。 ね、む。 ...ふ。」

そうね。 みんなでベッドを共有しましょう。

「?! アイエムと寝るのか! この産の女と!」

「あいや、別にそれが最高だって訳では無い。 ただ、彼女を放って置くわけには、いかないだろうな!」

エイム。 忘れたのかしら。

アイエムはもう、私達の立派な家族の一員よ。

「...っ。 俺の、相棒が... そうに決まっている!」

…「...う、し。 あり、と。」

「いやいや、これはなんでもない!」

「早めに、布団に入るがいい! この布団は、バティサスが編んだ、特別な毛布だ!」

アイエム、気楽に身体を休めてね。

…「う、ん。 とな、り。」

「?! 俺の隣...?」

…「あた、か。 ふ。」

****

新たな家族と共に体を寄せるベッド。

それは、今まで以上に、心地の良い気持ちだった。

プレゼントのテディベアも、アイエムの側に居場所を見つけて、嬉しそうだ。



おやすみなさい、アイエム。 エイム。

「...っ。 おやすみ... なんだ。」

…「...おや、み。 ...すう。」

「...」



雪が降り積もる、この世の、灯る夜。

“終わったはず”の世界は、また一つ、広がった。

Test.

Test.

Test


Test.
Test.
Test.
Test.